Audi TT Coupé （アウディ TT クーペ)
初代
まずアウディ TT クーペは初代と2代目で、好みがはっきり別れます。
初代が好きな方の多くは、特にクーペという車種が好きなのではなく初代TTのデザインが単純に好きな場合が多かったりします。1998年に発売された車にしては現代風のデザインであり評価されている理由もよく分かりますが、クーペ好きの方からしてみれば何となくしっくりこないデザインだと思います。
しっくりこない理由についてはおそらく「丸」にこだわりすぎたデザインだからでしょう。確かにクーペの特徴である曲線美はうまく表現されていますが、逆にスタイリッシュな部分が皆無であることも否めないデザインとなっています。
この点を考えるとクーペに大事なのは曲線美はもちろんのこと、何か一つ尖った部分というもの必要になってくるのでしょう。
2代目
そんな尖った部分を併せ持って誕生したのが2代目TTクーペとなります。初代の曲線美は受け継ぎつつ、スタイリッシュに変化したフロントマスクはクーペ好きにはたまりません。
パッケージングは2+2シートの2ドアクーペになります。この種類のクーペではお決まりの後部座席はおまけ程度の仕様となります。毎度思うことですがせっかく後部座席を設置しているのですから、まともに座れるぐらいの居住性は確保すべきだと思います。クーペなのですからデザイン優先になるのは分かります。デザインを崩してまで後部座席を優先しろとは言いませんが、出来る範囲で試行錯誤をすべきだと私は思います。なんとなく仕方ないという雰囲気で犠牲にしているように思えてなりません。
特徴
なんといっても、時速120kmを超えると自動的にせり上がる電動格納式リアスポイラーに目が行くでしょう。好奇心をくすぐるこの手の装備が400万円台から買える車についているのは大変おもしろいです。
エンジンは1.8Lから用意されており、最高出力160馬力の直噴ターボエンジンになります。最近の欧州車の流れであるエンジンのダウンサイジング及び直噴ターボエンジン化となっていますが、車重が1300Kg以下と軽く1.8Lでも十分な加速が得られる車となっています。
3代目
まだ、発売時期は決まっていませんがデザインは以下のように決定。
う～ん、なにか違うような気がしますね。やはり2代目のデザインがよかったように思います。アウディのデザインは年々いかついフロントマスクにシフトしているので仕方ない気もしますがTTだけは例外にして欲しかったところです。この際初代のデザインに立ち返るような方向でもよかった気がします。
こんな感じで。
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