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販売数だけでは語れないよさがある

最近よく耳にする「若者の車離れ」の流れを断ち切るため開発された日本車では珍しい純粋なスポーツクーペ。時代に逆行する形で発売されたこの車は発売当初大きな注目を浴びました。

しかし、実際の現実はそう甘くありません。結局は乗り出し250万~からと若者には到底手の届かない値段設定なども影響し、販売数はそれほど伸びていません。燃費の事ばかり前面に出している車が売れている現状を考えると当然の結果でしょうか。

さて、あまり販売台数が伸びていないからこの車はだめなのかといえば、それはNOです。250万~からの値段設定はクーペで言えば安い部類に入ります。性能面やスタイリングを考えればかなりお得な値段設定です。

スタイリング

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前から見ても、横から見ても一部の隙もありませんね。これぞクーペというような堂々としたフォルムが印象的です。逆にいえば個性がないとも言えますが、ここがTOYOTAの狙いでしょう。奇抜なデザインは一部のユーザからは評価されますが、大半には不評なことが多かったりします。狙いが富裕層ではない以上、このような王道なデザインが一番向いているのです。

全高は1320mm(アンテナ含む)と低く抑えられており、クーペ特有のロー&ワイドという点についても評価できます。ただし、フェアレディZのように全長はコンパクトに抑えてロングノーズ、ショートデッキなデザインを採用しているため居住空間は狭くなっています。その狭くなった居住空間に2+2の4人乗りを採用しているため後部座席はほとんど使用できない状態です。

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上の図を見て分かる通り後部座席はものすごく狭いです。(てか後席の人の図、一回り小さいよね・・・)

ちなみにリアはこんな感じです。

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2本出しのマフラーが純粋に似合ってます。この点はオーソドックスなリアデザインが逆にマフラーを引き立てている感じがします。

内装

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一目見てスポーティーな印象を与える内装になっています。ただし、外装と同じで奇抜なデザインや特徴はあまりありません。内装については何か特徴を出してもよかったかもしれません。

走行性能

エンジンは2Lの水平対向4気筒エンジンを積んでおり、最高出力は200psとなります。このクラス(価格帯含め)のクーペではかなり評価できる一台だと思います。サスペンションからタイヤのホイールまで細部にこだわりが詰まっており、日本の車技術を再評価できる一台だと言えるでしょう。

 

今後の86

数年後にはデザインを含むマイナーチェンジか、一新するフルモデルチェンジをしてくるでしょう。その場合もう少し冒険したデザインでもいいじゃないかと私は思います。

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ちなみに上はライトを丸型にしてみた物になります。意外といい感じじゃないでしょうか。

 

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