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BMW i8

未来のクーペ

i8はBMWが発売しているPHV式の自動車、つまりモーターとガソリンで走るハイブリッド車の進化版と言える車になっています。正直PHVだろうがハイブリッドだろうがガソリン車だろうが、この車を買うような層にはあまり関係ないように思います。だって1917万円もするのですから。

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特徴としてはモータだけで30km以上走れるバッテリーを積んでおり、バッテリーの残量が少なくなればエンジンで走行、回生システムなどで得た電気を使いモーターでエンジンをアシストするというシステムになっています。

モータはフロントに搭載されており、リアにはエンジンが搭載されています。各々搭載されている位置のタイヤを駆動させるために使用するという新しい考え方の駆動方式になっており、前輪はモータで後輪はエンジンでと制御できるため前輪駆動も後輪駆動も、はたまた4WDにもなるという全部載せのシステムになっています。

モータは最高出力131ps、エンジンは最高出力231psでトータル262psと1.5Lエンジンの車とは思えないハイスペックな仕上がりになっています。

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ちなみに1.5Lで最高出力231psというのは市販車ではなかなかない数値でしょう。そもそも排気量の少ないエンジンの馬力を無理やり上げるのは、冷却システムなどの問題などがあり市販車には向かないでしょう。(F1などのワンメイクマシンならともかく、故障などの原因になりやすいので)

この価格帯であれば単純に排気量を上げて馬力の増大を狙いばいいところをしなかった点、そこにこだわりと言いますか今後の車作りへの展望を垣間見させる一台だと私は思います。

スタイリング

いろいろなサイトで走行性能やシステムなどが取り上げられていますが、やはり一番目立つのはそのスタイリングでしょう。

コンセプトモデルそのままの形で発売されるとは誰も思ってもいなかった。それを大いに裏切り発売してきた点はやはり圧巻です。

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ドアについてはバタフライ式の機構となっています。

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う~ん。これはクーペとしてはどうなんでしょうか。そもそもこの車はクーペというより、やはりスーパーカーの部類になるのでしょうか。

全体を通して文句のつけようのないフォルムですが、一番かっこいいと思った点はバックから見た時の形です。

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ライトの上、屋根とのラインの間に溝がついていると思います。空気抵抗の事なども考慮してのデザインなのでしょうが、この溝のおかげで後ろから見た時の印象がぐっと引き締まって見えます。人で例えれば、くびれに相当する部分になるでしょう。屋根とボディとの境界に溝があることでボディにメリハリが出来ています。これはスタイルのいい女の人を見た時と同じ印象ではないでしょうか。

内装

パッケージングは2+2の、クーペではおなじみの仕様となっています。ただし後部座席は全く人が乗れないということはなく必要最低限という感じでしょうか(もう少し考慮の余地はあったと思います)。

運転席周りは最近のBMWらしい作りとなっています。派手すぎず高級感もあり私個人としては好きな部類の内装だと思います。

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ただ一点、シフトノブの付け根は革製にしてほしかったところです。ちなみに下の画像はZ4のシフトになります。

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i8はこちら

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若干ちゃっちく見えます。

 

革製にしたらこんな感じでしょうか。

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