ナノフローセル社 新EV「QUANTiNO」をジュネーブ・モーターショーに出展
EVコンセプト「QUANTiNO」
リヒテンシュタインに本拠を置くナノフローセル社が、新たに開発中のEVコンセプト「QUANTiNO」を、3月3日に開幕するジュネーブ・モーターショーで初公開すると発表しました。
同社によれば「QUANTiNO」は、QUANT(同社のEVスーパーカー)よりも大衆向けのモデルで、独自の「ナノフローセル」技術による48Vの低電圧システムを採用することで、航続可能距離は驚きの1,000km超えになるらしいです。
4個のモーターがそれぞれ25kW(34ps)を発生し、システム全体で最高出力は136ps、最高速度は200km/hになると予想されています。車体には正電荷と負電荷の電解液をそれぞれ蓄えた175リッターのタンク2つが搭載されるそうですが、その補給場所については言及がされていません。
ちなみに肝となる「ナノフローセル」技術については、まだまだ発展途上の段階であり大衆向けとは言っていますが、かなりお高い車になってしまうのでしょうね。
ただ、注目すべきは内部構造ではなくデザインの方かなと私は思います。22インチの大径ホイールが特徴的で、未来の小型クーペともいえるデザインに仕上がっています。
しかもトヨタの「アクア」より短い車体ながら、車内には2+2のシートが備わるというから、EVの自由なレイアウトには否が応でも期待してしまいますね。
今のところEVの大衆車というとかっこいい車がない状態ですが、こういうベンチャー企業が増えてくれば、もっとデザインにこだわった車が出てくるのかもしれませんね。
ちなみにどうでもいいことですが、真ん中の線はない方がいいですね。